未来予想図は地味でいい

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『先輩…あと一歩何ですよね~』とメグミはコンビニのお弁当を私のデスクの横で食べていた 『私は強引にハムスター預けたり、肩透かししたからね。普通男なら怒るけど彼は快感だったみたいよ』 『私にはまだまだ自然にできなくて…』 『あ!そうだ!そろそろプロ野球のキャンプ始まるじゃない?それ誘いなよ。土日なんてどーよ』 『いいですね(笑)焦らず行こうかな…』 『この前はご飯ご馳走してくれたんだから、脈はあるのよ』 『少しくらい自惚れていいですよね?』 『いいと思うけど。来月のホワイトデー楽しみじゃない…うちの庶務課は融通きくよぉ…』 『やですよ!オッサンの相手なんて…』 『でも支配できるよぉ…女王様じゃん(笑)』 『支配…ですか?』 『メグミ帝国ダヨ…』 『帝国…♪』 まあまあの反応だ、とにかく二人くっつけちゃえ(笑) 『世良ちゃんは、いつから世話焼きババァになったんだよ(笑)』 あ!課長に聞かれてた! 『別に…相談されただけで』 『帝国ってなに~?ハーレムつくんの?俺も作りたいよ。なんていってたら殺されちゃう(笑)』 課長は自分でコーヒーをいれてちびちび飲んだ 『結婚したい女いるんだ』 『ええ!』 『世良ちゃんみたいに世話焼きで地味な子だよ10歳下でね、取引先の子だよ。もう35だしケジメつけたいから5月くらいにと思ってる 禁煙も彼女のためさ。これまで俺の事支えてくれたし、何か始めないとな。龍馬先生には伝えてる。いい旦那だな(笑)』 よかった…課長には課長の未来予想図は出来上がってたんだ メグミにしろボンヤリ見えてきたのかもしれない そして私にも
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