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ナイツ「ぐっ!・・・ここは?たしか俺は・・・」
ヘルガ「気がついたか、少年?」
ナイツ「あなたたしか・・・ヴァンパイア・・・?」
ヘルガ「あぁ・・・だがヴァンパイアなのは俺だけじゃない。お前もだ」
ナイツ「俺が・・・ヴァンパイア!?」
ヘルガ「あぁ」
ナイツは自分の右手のひらをみた。そこには、魔の刻印が・・・
ナイツ「・・・今は昼だぞ?」
ヘルガ「ヴァンパイアが夜しか動けないというのは人間の勝手な想像だ」
ナイツ「ヘヴンは?・・・あ、いや・・・ライガの子どもと女の人は?」
ヘルガ「倒れていたのはお前だけだ」
ナイツ「そう・・・」
ヘルガ「お前、名前は?」
ナイツ「ナイツ・・・」
ヘルガ「そうか・・・ナイツ、今から俺達のアジトに行くぞ」
ナイツ「アジト?」
ヘルガ「あぁ・・・お前には悪いが俺達ヴァンパイアと人間は古くから争っている。今が決着の時だ」
ナイツ「それって戦争するってこと?」
ヘルガ「あぁ・・・近い内に必ず起きる・・・だからお前にも修行してもらう。まぁ近い内といっても1年後ぐらいだな?」
ナイツ「俺は・・・俺の殺りたい奴しか殺らない・・・」
ヘルガ「わかっている・・・さぁ、行くぞ!」
ナイツとヘルガは出発した。
ヘルガ「日がくれたな・・・走るぞ!」
ナイツ「走るって?」
ヘルガ「人間の10倍のスピードは出せるだろう」
ナイツ「あっちょっと待って・・・くれよ」
そこにヘルガの姿はなかった。
ナイツは全速力で走った。周りの物がぶれて見える。自分でも驚いてぐらいだった。あっという間にヘルガに追いついた。
ヘルガ「初めてにしては早いな?」
ナイツ「自分でも驚いててるよ」
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