10人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
最後の日……
ボクがいてキミがいた……
そんなあたりまえの生活がいつのころからか狂い始めた……
はじめは二人の生活に憧れて同棲していた……
そんな日々が幸せで楽しく思えた……
でも……
いつのころからだろう……
毎日帰れば喧嘩をしてお互いを傷つけあっていた……
そんな生活が徐々に苦痛に思えてきた……
悔しいし、哀しいけどそんな生活が辛い……
もう嫌だ……
別れよう……
二人ならやっていける。
そう思っていたのに……
どうしてなんだろう………
なんだか自然に涙が止まらなくなっていた……
ほんとはこんなはずじゃなかった……
『ごめんな……』
ボクは一言こうつぶやいた……
するとキミは泣きながら……
『仕方ないよ』
と言った……
哀しいし別れたくなんかない……
でももう無理なんだ……
『ほんとにごめんな……』
『今までありがとうな……』
そう言ってボクは二人で生活を共にしたアパートを去っていった……
最初のコメントを投稿しよう!