11人が本棚に入れています
本棚に追加
「……疲れたわ~」
結局八百屋のおじさんは追いかけてきませんでしたが、人里の外まで一目散に逃げてきたので……
ぐぅー
またお腹が空いてしまったようです。
ひょこひょこと歩いていてもあるのは道端の草や木だけです。
でもウサギならばその草木の葉っぱだって食べられるかもしれないと思った幽々子は……
パクリ
手近な木の葉っぱを口に入れてみました。
「……にがーい……」
余り美味しくはないようです。
すると、またしても変化が始まりました。
しかし今度は驚くことに、小さくなった身体がさらに小さくなっていったのです!
気づけば幽々子の身体は小さな虫程度の大きさ……いえ、虫そのものになってしまいました!
「あららー……こんな姿にまでなってしまうなんて……」
さすがの幽々子もこれには驚きを隠せないようですね。
かの有名な「は◯ぺこあおむし」になってしまったんですから。
最初のコメントを投稿しよう!