†+出発+†

3/7
前へ
/118ページ
次へ
「お前…まさか…。」 血の気が引いていくのが分かる。 額に、冷や汗がうっすらと浮かび上がる。 人間冷や汗はこんな時に出るのだ。 季節なんて、関係なく。 「気付いてなかったの??」 ニッコリと、出逢って一番くらいの満面の笑み。 人をおちょくって楽しんでる笑みだ。 その笑顔に、俺も微笑み返すしかなかった。
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

178人が本棚に入れています
本棚に追加