能力別授業

2/2
前へ
/8ページ
次へ
ガタン...。 隣の子が席を立ち、こちらを何かいいたげに見つめた。 「なに?」 とりあえず私も席を立った。 「....」 隣の子は小さく{行くんだろ}と言いスタスタ歩いていってしまった。 「ぇっ...ちょっ!待って...」 私も小走りで隣の子を追いかけた。 もうすぐ追いつく。 私はギュッと服の袖を掴んだ。 「....」 隣の子は小さく振り返った。 「名前!なんてーの?」 再びギュッと服の袖を掴みなおした。 「日向棗....」 そういい、袖を離すとまた棗はスタスタ歩いていってしまった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

74人が本棚に入れています
本棚に追加