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薫は運が良かったのか、
完璧な方向音痴なのか、
なぜか高等部の寮の裏側まで来ていた
寮の裏には、三年生の悪玉がよくたまっていた
今日も勿論たまっていて…
薫は下を向いて全速力で走っていたため、おもいっきり男子Aにタックルした
「きゃあっ」
「うわっ」
「ドーン」と倒れる音が辺りに響いた
倒れた音に周りの男子B、C、D、Eが驚いて薫たちを見た
そこには、薫の頭突きを腹にくらったことによって、
男子Aが陸に上がった魚のように痙攣している姿と、
薫が「ごめんなさい!」といってあたふたしている姿があった
変な光景だ
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