寮生活初日

7/12
前へ
/22ページ
次へ
「ひどい」 低い声で一言少女は言い、立ち上がった 少しずつ男子達に近づき、恐ろしい笑顔でいった 「ごめんなさいは?」 冷や汗を出しながら、反論した 「なっなんだよ」 「横から割り込んできた奴らが悪いんだろ!」 男子B、Dがそういった瞬間、男子Dは空中を飛んでいた 「「「「「え…」」」」」 新、準、男子B、C、Eは思わず声を出した その視線の先では、背負い投げされた男子Dが倒れている その側で180㎝はあった男子Dを、倒した張本人(150㎝位)が立っている 「相手にね~、怪我さしたんだから、ごめんなさいって言わなきゃ駄目で…しょ?」 人差し指を立てて言ってる姿は可愛い でも、投げ飛ばしたよね? 「君たちも同罪だよ~?」 くるっと回ってにこやかに男子達にいった 「「「ぎゃああぁ」」」 狼達の断末魔は闇に吸い込まれていった 次の日の朝、高等部の寮の裏で三年生五人がのびているのが発見されたそうだ
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加