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「え~?力治学園?」
一言いっただけで、すぐに天然とわかる少女だ
「えぇ。明日から編入することに急に決定したらしくて」
優しそうな女性が、申し訳なさそうに言った
「うんっ 母様、分かった~」
にこにこ、と笑って部屋を出ていった
その後すぐに、ガシャーンという大きな音と「あ~花瓶割っちゃった~」という呑気な声が聞こえてきた
「だっ大丈夫かしら?寮のある学園なんかに娘を行かして…」
請求書が沢山来そうだわ、と母は頭をかかえた
『楽しみだな~ 学園~♪』
天然少女は、周りを悩ませていることも知らずに、制服のサイズが合うか確認していた
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