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「あの~ 制服を見た感じ、この学園の高等部の人ですよね?
私、今日編入してきたんですけど…」
可愛らしい、背が低めの女の子が新に話し掛けてきた
一瞬、『中等部の子?』と新は思ったが、制服を見て高等部だと分かった
「俺も今日、編入してきた」
「あっ そーなんですか、すいません」
軽くお辞儀した瞬間、何故かその少女は頭から突っ込んだ形で転けた
「……」
新は天然バカというレッテルを少女に貼りつけた
「ククク…だっ大丈夫?」
笑いを堪えながら、天然バカに手を差し伸べた
「わっ笑わないで下さい💢」
頬を膨らまして怒った姿は、ハムスターのようだ
少女は新の手を取らず、自力で立ち上がった
「じゃ 先行くよー」
新は誤りもせずに歩いていった
「ひどい~!待ってください~!!」
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