プロローグ

3/4
前へ
/311ページ
次へ
「え、その、あの・・・」 そうは言ってみたが、なにせ相手はぢょしこーせー。 しかも黒髪ショートでロリ顔、出るトコでてるのに全体的に引き締まった、すらりとしたバディ。 まさに俺の、ストライク・ゾーンど真ん中。 そんな娘が、必死に目を潤ませ、俺の次の一句を待っている。 俺は頭を必死にフル回転させ、そして、自分でも信じられないセリフを、口から吐いていた。 「・・・わかった。何とかしてみるよ。一応球界にはツテがあるしな」 その瞬間、彼女の顔が、ぱぁっと明るくなった。 「うわぁ!ありがとう!あたし、プロ野球選手になるためならどんなことでもします!」
/311ページ

最初のコメントを投稿しよう!

510人が本棚に入れています
本棚に追加