~第零章~別世界への逃亡

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「…どうやら自分の息子を逃がすつもりだな…そうはさせんぞ。」 「…間違った力を持った人間よ…私が今まで無残に散った仲間の恨みはらしてくれる…」 「ふん…できるかな…」 勇者は再びポケットに手をいれ、再び金剛玉を取り出す。 「それは金剛玉!?そうかそれで炎帝たちがかなわないわけか………ぐぁ!」 「さっそく金剛玉が効き始めたか…世界最強クラスの魔王もここまでか…安心しろお前の息子と五帝もすぐにあとを追わせてやる…」 「………外道が…」 「死ぬがいい我快楽のために…」 グサ……… 剣が肉を突き刺す音が王座の間に響いた。
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