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「誰か!誰かいないか!!」
「はっ勇者様何事ですか…」
「この城に火をつけろ!場内にいる悪魔どもを焼き殺してやる。」
「はっ、わかりました。」
兵士と勇者は脱出して城に火をつけた。城は瞬く間に炎にのまれてしまったそして所々から壁の崩れる音がし始めた。兵士たちはこの光景を見て歓喜の声を上げている。
「やったぞー!悪魔どもを消し去ったぞー!」
「俺達の勝利だ!!」
「勇者様万歳!」
兵たちが喜んでいるのに対して勇者は苦い顔をしていた。
「ちっ…全然気分が晴れん…まあいいさ…そのうちあの魔法陣を書き直せばいい…今は楽しませてもらおう…」
勇者は兵士たちの中に消えていった。
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