~第一章~現在

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「フウカはもう少し早く起きるように努力しなよ……」 「……………コク」 フウカとスーラは下に降りてシルキが朝食を食べてあろう部屋に歩いて行った。そこには三人分の食事が置いてあるテーブルの椅子に行儀よく座っているシルキの姿があった。 「あれ?シルキ様…まだ食べていなかったんですか?」 「うん。フウカもすぐに起きると思ったから皆で食べようと待っていたんだ。」 「そうですか…お気遣いありがとうございます。」 「……………ペコ」 二人がシルキに対して頭を下げた。 「そんなこといいから早く食べよ♪」 シルキが笑いながらテーブルの上のホークを手に取る。 「ふふふ…そうですね。皆で食べましょう。」 「……………♪」 スーラとフウカも椅子に座り込み三人で手を合わせて朝食を食べ始めた。
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