~第一章~現在

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「え?なんで?」 シルキの質問にスーラが白身を食べ終えてから話しだした。 「シルキ様もそろそろ……というよりいい加減学校に行かないといけません。」 スーラは今度はお茶をすすりながらシルキに言った。 「う~ん…でも学校って寮生活でしょ…僕皆と離れるのいやだな……」 「それも一人前の悪魔になるための試練だと思ってください。我々のことは気にせずに…」 「う~……そうだな…」 「それに学校に行けばお友達ができますよ。」 「!ほんと!?」 スーラが言ったことにシルキは立ちあがってうれしそうに聞いた。 「学校に行けば友達ができるの!?」 「ええ、仲間ができるかどうかはシルキ様次第ですけど…」 「スーラ…僕学校に行くよ!」 シルキが元気よく言った。 「じゃあさっそく街に行きましょう。色々と準備をしなければなりませんからね。」 スーラがそういいながら食器をかたずけ始めた。ちなみにフウカはまだ食べている。 「街に行くの!?僕街に行くの初めてだよ~楽しみだな。」 シルキはうれしそうにしている。 「そうですね…いつもあいつが止めていましたからね………あの若バカめ…」 スーラは最後の部分をシルキに聞こえない声で言った。 「じゃあさっそく行こう!」 「まだフウカが食べていますよ。」 「ガツガツ………」 シルキ達はフウカが食べ終わるまで待つことにした。
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