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「え?なんで?」
シルキの質問にスーラが白身を食べ終えてから話しだした。
「シルキ様もそろそろ……というよりいい加減学校に行かないといけません。」
スーラは今度はお茶をすすりながらシルキに言った。
「う~ん…でも学校って寮生活でしょ…僕皆と離れるのいやだな……」
「それも一人前の悪魔になるための試練だと思ってください。我々のことは気にせずに…」
「う~……そうだな…」
「それに学校に行けばお友達ができますよ。」
「!ほんと!?」
スーラが言ったことにシルキは立ちあがってうれしそうに聞いた。
「学校に行けば友達ができるの!?」
「ええ、仲間ができるかどうかはシルキ様次第ですけど…」
「スーラ…僕学校に行くよ!」
シルキが元気よく言った。
「じゃあさっそく街に行きましょう。色々と準備をしなければなりませんからね。」
スーラがそういいながら食器をかたずけ始めた。ちなみにフウカはまだ食べている。
「街に行くの!?僕街に行くの初めてだよ~楽しみだな。」
シルキはうれしそうにしている。
「そうですね…いつもあいつが止めていましたからね………あの若バカめ…」
スーラは最後の部分をシルキに聞こえない声で言った。
「じゃあさっそく行こう!」
「まだフウカが食べていますよ。」
「ガツガツ………」
シルキ達はフウカが食べ終わるまで待つことにした。
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