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城の城門に近い道…
「それもう少しだ!」
「勇者様が突破しやすくする為邪魔な悪魔どもを蹴散らすんだ!」
先に進軍していた騎馬兵たちが荒い声とともに走っていた。騎馬兵が通っている道はひたすらまっすぐで道の先が霞んでいて見えずにいた。
「ん?あそこに誰かいるぞ」
道の先を指差した兵士が他の兵士たちに知らせる。
「あれは……悪魔だな!」
兵士は目を細めてみてみると黒い翼を持ち赤い服を着た何がいた。翼をもっている時点で悪魔だとわかる。
「来たか……ここから先には行かせん…」
赤服の悪魔はそう呟きとこからともなく自分の背の高さよりもある太刀を構え始めた。
「どうする?このままいくか?」
「恐れることはない!このまま跳ねてしまえ!」
騎馬兵は速度を上げ赤服の悪魔に突進していった。
「………斬!!」
赤服の悪魔がそういいながら長い太刀を横一直線に振った。するとまだ距離がある騎馬の馬たちが次々と倒れて行ってしまった。倒れた馬から兵士が何人も吹き飛んで行ってい待った。兵士たちはいったいなにが起こったのかわからないでいた。
「な!?何が起こったのだ?」
「わかりません!馬が急に…」
兵士は何が起こったのか確認するため馬に目をやった馬の姿は胴体が横にぱっさりと切られており馬はすでに絶命している。
「う…わぁぁぁぁぁ!!」
「…に…逃げろー!化けものだ!!」
「逃がさん…はぁ!」
兵士たちは馬の無残な姿を見て完全に気がやられて赤服の悪魔から逃げようと立ち上がった。赤服の悪魔は再び太刀を横に素早く振った。すると今度は兵士たちがバタバタと倒れこんで上半身と下半身が半分に切り崩されていた。
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