~第二章~初めての街~

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「トラブル…?」 「そうですよ…あの日は大変でしたよ……はぁ…」 スーラは簡単に説明してため息をついた。 「ふ…深くは聞かないよ…なんだかわかってきたしね…」 シルキは苦笑いでスーラに答えた。そしてシルキが後ろにいるフウカに振り返った。 「そんなに気になるなら行っていいよ。待合わせ場所を決めていればいいし。」 さっきから店の方を見ていたフウカはシルキの言葉に一瞬驚いたがすぐに目を輝かしてしシルキの顔を見る。 「まぁ、待合わせを決めていれば…行っていいよフウカ。」 スーラもフウカにそう言う。 「場所はさっきの門でいいね。あそこならフウカもおぼえているでしょ。」 「……………(コク)」 フウカは一回うなずいて店の方へと走って行った。その姿はとてもうれしそうだった…  
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