~第零章~別世界への逃亡

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「お前たちに最後の任務を与える。息子とともに別次元に行きどうか幸せに暮らしてほしい…」 「そんな!」 魔王が言い放つと五帝達は立ち上がり魔王に抗議し始めた。 「まだ我々は戦えます!今こそ我々の団結力を見せつけましょう!」 雷帝がそう言うと周りの五帝もそのとおりだと言い始めた。 「だめだ…たとえ勇者に勝てても人間たちが黙ってはいないだろ…お前たちで別世界に行ってほしい…」 「魔王様は来てくれないんですか?」 「………コクコク」 「私は行けない…別の世界にも魔王はいる…同じ世界に魔王は二人はいらないんだ…」 「そんな……」 別の五帝が魔王に聞き、魔王の悲しい答えに涙目になってしまう。
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