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妖怪華言葉
瞳に映るは
真の如し
姿が映らぬ
偽の如し
心の欠片は
何処へ消えた
掴めぬ世界に
置いてきた
あとは目指すは
桃源郷
卑しい姿に皆無な一時
華に釣られて舞い踊る
儚き定めの終焉の
下に現る儚き命
もがき抗い
その先に
破滅と死滅が
乱舞する
輪廻六道
転生祈願
白い襖(ふすま)に
白の色
黒で塗るのが我が使命
唯我独尊
唄っては
掠れて聞こえぬ
常夜の音色
瞼の裏で
華舞踊
いつか聞こえた
優しい風は
無くした姿に
良く似てる
腕を伸ばして掴んでは
一枚一枚散ってゆく
言葉(ことのは)詠んでは
散ってゆく
我を映して
散ってゆく
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