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――20XX年 アフリカの砂漠であるものが発見された。 その名は『オーディンの剣』。 1000年に1度現れる大嵐が去った後、ある学者の手によって大嵐の調査中に見つけられたものだそうだ。 しかしその剣が発見されると世界中に異変が起き始めた。 アジアでは地震が頻発し、ヨーロッパ各地では謎の伝染病が流行。欧米では死火山の噴火、南極では巨大な氷山が一夜にして消滅。 学者たちは『最高神の呪い』と言い発見者を糾弾した。 政府は『国民の不安を煽る措置はしたくない』として“気象現象”として処理し、大規模な混乱を避けた。 世界中で混乱と恐怖が渦巻く中、異世界でも剣の影響が出始めていた。 ――魔界 ??「セト様!セト様!!」 廊下を走る1人の老人。彼は息も絶え絶えにある部屋に入って行った。 セト「んだぁ!?ジィうるせぇぞ!」
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