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不良Bの猛烈なラッシュ。殴る、蹴る、叩きつける。総司はぬいぐるみの様に扱われていた。 『ピピピ・・・ピピピ・・・』 その時だった。不良Aの携帯がなり、 不良A「お~美和か?えっ約束?わりぃ今から行くわ。」 不良B「先輩?カノジョからっすか?」 不良A「おぉ。じゃあ総司君。また今度遊ぼうね~」 そう言って二人の不良は総司の鞄から財布を抜き取ると現金だけを持ってその場を後にした。 総司「うぅ・・・」 顔や腹に血をつけた総司が目を覚ましたのは吹奏楽部の練習している音が聞こえなくなっていた時だった。 総司「痛っ。」 総司が痛む腹を抑えながら携帯を取り出すとその画面には20:15を表示していた。 総司「・・・もう死のうかな。」 総司は空になった財布とトイレに捨てられていた鞄を持つと遅い家路についた。 『キィ・・・キィ・・・』 暗い夜道。ボロボロになった自転車を押しながら総司はある公園に入って行った。
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