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そこは飯縄公園と言い、いわゆる自殺の名所となっていた。 その公園は3方が団地に囲まれており、人目もつかないと自殺志願者が集まる公園だった。 総司は公園のブランコに腰を下ろすと夜空を見上げた。 総司「ボクも強くなりたいな・・・。死んで星になって楽になろうかな。」 輝く夜空を見ていると、自然と気持ちが軽くなってくる気がした。 総司「あれがスピカであれがシリウス。」 次々と輝く星を指差していく総司。その指はある所で止まった。 総司「あれ?あんな所にほしなんてあったかなぁ?」 その星は大きくどの星より輝いていた。 その星はどんどん大きくなると肉眼でも確認できるようになった。 総司「あわわわわわ・・・」 それは星ではなく光の玉。どんどん近づいてくると公園の大木に命中した。 総司「え?えぇ?」 パニックになる総司。その木は光を帯びて次第に光を失っていった。 光を完全に失うと総司は恐る恐る木に近づいていく。
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