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少女のココロはいつも暗い
部屋も、空も、何もかも。
換気の為に 窓を開けよう
本来なら晴れ渡る空、くじら雲、夜にはお月様と星達が、其処にあるはずだった。
だが少女の窓の外は 一面の闇 闇 闇
太陽も、月も、雲も、星も。
何も 見えない。
どろどろした闇が 只広がっている
いつしか 少女は闇に溶けた
何もない部屋
何もない外
融合。
黒は混ざり 時折緋を滲出す
少女の涙 生命の証 生存の雫
明るかった空は 一気に暗転した
あの頃に戻るには どうしたらいいでしょう?
考えても 答えは出ない
自問自答=自虐的行為
黒の中に緋
また、ひと雫。
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