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「でないと───」
少女は男性の耳に唇を近付けさせたかと思うと、少女の唇は下へ、男性の首筋まできた。
「食べちゃいますよ?」
がぶり。
男性の首筋に噛み付いた。悲鳴をあげずに、ただ男性は目を見開いていた。
少女はニヤリと笑い、そのまま深く噛み付く。歯が皮膚を突き破る頃に、少女は噛む力を弱めた。
しかし、まだ終わらなかった。
───ちゅうううぅぅうぅうぅぅぅ。
吸い始めた。
男性の血を。
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