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少年は飛び起き、窓からその光景を見て目を輝かせた。 この少年にとって、ゴジラや特撮のヒーロー、どんな奴よりも強く思えた絶対的な憧れだった。 『暴走族』 無数のヘッドライトに地鳴りのような爆音、全てがとてつもなく大きな生き物の様にうねり、去り際にはテールランプの光りの帯。 それはまるで赤い蛍のようであった。 少年の心は躍った…
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