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「命をいただく…やっぱりか…。」
このゲームに負けると…死。
しかもクイズの内容は自分の受け持つ生徒のこと。
生徒に興味をもったことがない朝長にとっては不利な内容だ。
そもそも、興味をもったことがないような教師だからこそ、標的になってしまったのだが。
朝長はメールの全文をメモし、確認してからメールを閉じた。
「…消えた。」
閉じた瞬間にメールは消滅した。
本文に書いてあった通りだ。
こうなったらゲームに勝つしかない。
生きる気力はなくとも、死ぬのは嫌なのだ。
時刻はもうすぐ午後11時。
1問目がもうすぐ出題される…。
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