素晴らしくアンティパシー

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阿呆かこいつ。 結局数々の疑問の結論はそれ一言。 しね変態、ブラコン、消え失せろ。 罵声は喉のすぐそこまで来ていたが、発せられる事はなかった。何故言葉が出なかったのか自分でもわからず、呆れて何も言う気にならないんだ、と理由を探してこじつけ。 でもそれはきっと、そうすれば自分さえをも嫌悪してしまう事となるから。 彼の接吻を心地よいと感じてしまったのだから。 しかし結局のところ、こんな奴からの接吻を、一瞬でも心地良いと思ってしまった自分を嫌悪。 素晴らしくアンティパシー (嫌でたまらないはずなのに、) あとがき→
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