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永禄3年(1560年)4月下旬。
駿府城では評定が行われていた。
「皆の衆かねてより計画しておった上洛の日にちが決まったおじゃ。」
駿河の大名。今川義元が満足そうに話した。
「して期日は?」
重臣、松井宗信が義元に聞いた。
「そのことはまろがこれから言うおじゃ。そうあせるなおじゃ。」
「はぁっ。申し訳ございませぬ。」
「して今回の上洛の期日だが期日は来月初旬おじゃ。して兵力は2万5千おじゃ。」
「殿!2万5千とは多すぎませぬか?尾張のうつけなど1万でも多すぎでする。」
重臣、由比正信は言った。
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