第4章 ❤1つの電話❤

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〓下校時間〓 愛美:よかったね、綺。 綺:愛美もすぐできるよ。 愛美の家にて。愛美のケータイが鳴った。 愛美:知らない。誰だろう?もしもし? ?:愛美ちゃん? 愛美:誰ですか? ?:内緒。 愛美:ご用件は? ?:教室で君を見かけて好きになった。 愛美:明日学校で顔を見て名前を聞いて決める。 ?:分かった。じゃあな。 翌朝。 愛美:行ってきまぁーす。お母さん。 学校まで3人でいつも通り。 いよいよ例のあの人とご対面。 ?:愛美ちゃん? 愛美:・・・ ? 電話の人? ?:俺は零太。隣のD組。 愛美:ちよっと向こうで話そっ。 零太:俺のこと好きになった? 愛美:うん。 零太:じゃあ今日帰ろうぜ? 愛美:うん。授業だから戻ろう? 零太:おぅっ。 ☆放課後☆ 綺:今日結城と帰るから。 愛美:分かってるよん。うちは美夏と帰るよ。 うそだ。本当は零太と帰るんだ。愛美は美夏にメールをした。うちと帰ったことにしておいて。と。すぐに分かったと返事が来た。愛美は零太を 見つけた。 愛美:零太くん?帰ろっ。 零太:おーっ。帰ろう。もうくんづけはやめよ。愛美。 愛美:零太・・・? ~自転車置き場~ 零太:それでいいんだよ。ほら早く後ろに乗って。 愛美:あっ!あぶないっ! ギュッ。 零太:大丈夫?ちゃんとつかまってて。 愛美:零太、あったかい。 零太:愛美可愛い。(心声) 愛美:どうする?ここが家なんだけど、よってく? 零太:いいの?いきなり。 愛美:いいよ。先に部屋に入ってて。着替えてくる。 愛美は着替えて上にあがっていくと・・・。 零太:ったく。愛美は余計に可愛くしやがって。(テレる) 愛美:えっ。 愛美のほっぺが赤く染まる。 零太:ねぇ、愛美。この本は何? 愛美:あぁ。その本はダメ。 〃:見たら引くよ。返して。 零太:もう遅いよ。読んじゃったよ。 愛美:どうすれば返してくれるの? 零太:それは・・・。 愛美:・・・・。 零太:・・・俺にキスしてくれたら返してあげる。 愛美:零太なら平気だよ。 チュッ。 零太:ありがとう、愛美。 愛美:ニッ。 零太:じゃあ、姉貴がうるせぇからそろそろ帰るな? 愛美:うん。バイバイ。 あのキスが愛美にとって初めてだった。つまりファーストキス・・・。
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