プロローグ

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光が徐々に弱まり、アレスの姿が見え始める。しかし、その姿は変わり果てていた。 蒼かった髪には黒みがかり、銀色の瞳は緋色に染まり、背中には光と同じどす黒い翼が生えていた。 「な、馬鹿な!?あり得ぬ!!」 「そうか……ついに………。」 魔族は明らかに動揺していたが、不思議な事にドグマは、あまり驚いた様子は見られず、意味深長な言葉を呟く。 「ううぅおおおおおぉぉぉぉ!!!」 アレスは先程までとはまるで別人のようなスピードで斬りかかった。 「ぬおあぁ!!」 魔族の左腕が斬り落とされ、魔族はアレスと間合いをとり、斧を拾う。 「ぬああぁ!!」 魔族がアレスに襲いかかるが、簡単にかわされ、アレスは背中に斬りつける。 「ぐほあっ!!」
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