プロローグ

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突然屋敷から爆発音がし、一瞬で大火事になった。 「お兄ちゃん!お家が燃えてるよ!!」 「わかってる!ルピア、ブランコから飛び降りて!」 「え!でも………」 「大丈夫、僕が受け止めてあげるから。」 「うん!えい!」 アレスはブランコから飛び降りて来たルピアを空中で抱き締め、着地した。 「お家に帰るよ!」 「うん!」 2人は手を繋ぎ、屋敷へと走った。 屋敷に着くと、すでに人が近寄れないくらい燃えていた。 「ルピア!お前はここにいるんだ!!絶対に来ちゃダメだよ!!」 「やだ!!ルピアも行く!!」 ルピアは言うことを聞こうしない。アレスはルピアの頭を撫で、優しく微笑みかける。 「ついさっき守ってあげるって言ったばかりだろう?お兄ちゃんは戻って来るから、安心しなさい。」
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