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「わかった。」
「よし、いい子だ。じゃあ行って来るよ。」
「絶対、絶対帰ってきてね?」
「うん。」
アレスは火の中へと走り出した。入ってみると内側はまだあまり燃えておらず、燃えているのは外側だった。だが、屋敷に入ると、信じられない光景がアレスの目に飛び込んで来た。
「嘘でしょ…?こんなの……嘘だよ…。嘘だぁぁぁぁぁ!!」
さっきまで元気だったはずのメイドと執事達が見るも無惨な状態で死んでいたのだ。錯乱したアレスは泣きながら大声で叫んだ。そしてその時、
「ぐぁぁぁぁ!」
「!?お父さん!?」
急にドグマの叫び声が聞こえた。それを聞いたアレスはドグマの部屋へと再び走る。
部屋にはドグマとカレンと………魔族がいた。
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