セーブポイント
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「セーブしてよ…ねぇ…頼むよ…更新しないと人生ムチャクチャなんだよ…なぁ頼むよ…」 オッサンは訳のわからないことを言いながら俺の腕にしがみついてきた。 「うわぁあああ!!」 俺は渾身の力を振り絞ってオッサンを突き飛ばした。 一瞬、彼の身体はふわりと宙を舞い、ゴツンという鈍い音を立てて床に転がった。 ピクリとも動く様子がない。 電車内のざわめきがやけに耳に響いた。
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