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【ジャンコップ】
紙コップを二枚重ねた様な作りで、コップの表面に空洞がある。
底に穴があり、毛細血管の様な物が、コップの表面2枚重ねた空洞を覆っている。
温かいお湯は上昇する。
毛細管現象により、植物が水を吸い上げるシステムと同じ様に、細いストロやチュウブを思い描いていただこう。
その中を水は進んで行く、吸い上げられた様に。
ジャンコップの底から表面を伝いチュウブの中を上がったお湯は、上に開けられた穴から出て来る。
空洞を通る間に冷やされたお湯は熱いお湯の下に沈み、循環される。
交ぜなくても混ざる、インスタントコーヒである。
吉岡カンパ二ー作
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