Prologue:foolish life

3/7
前へ
/71ページ
次へ
第一志望の公立を落ちたからといって、高校に行かないわけにはいかない。 僕は両親に必死になって頼み込んだよ。私立に行かせて下さい、と。 その時、僕は散々罵られたよ。 “お前の努力が足りなかったんじゃないか?” “何故、受かる公立高校を受けなかったの!?” って感じでね。 まったく嫌になってしまうよ。 いつもは夫婦喧嘩ばっかりしているくせに、こういう時だけぴったり気が合うんだから。 それに何より悲しかったのは、僕の努力を否定されたこと。お前らに何が分かるって言うんだ…。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

250人が本棚に入れています
本棚に追加