0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
花は桜木、人は武士と言いまして見事に散るのが冥利に尽きます。
ボンクラな私でも最後には見事な血潮の花を咲かせて見せましょう。
加えて天の命とあらば一際美しく大輪として咲き誇るに違いありません。
私の道は神の道です。
神の道を歩むために命が必要ならば謹んで献上します。
それが神に対する人の道なのですから。
私の行為は神が定めるのです。
善悪も痛みもあらゆるものの本質は神の定めるところにあります。
私は神とあり、神に傅くものなのです。
最初のコメントを投稿しよう!