15人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
核を幾つも積んだ小惑星アクシズが地球に向かって落ちようとしてる。
それを阻止しようとせん地球連邦軍外郭遊撃隊ロンド・ベルと、シャア・アズナブル率いるネオ・ジオンは最終曲面を迎えていた。
「こんなモノを落としたくらいで人は変わるか!」
アムロ・レイの乗るνガンダムが、シャアの乗るサザビーの腹部を蹴る。
腹部メガ流出砲のパルスが破壊され軽く小爆発が起きる。
「ちぃっ!何もしないで宇宙を仰ぐ連中は居なくなる!」
「宇宙にいる人の地球離れだってある。一概に言えたもんじゃない!」
「地球に住む人間がいなくなれば、地球が汚れる事は無くなるのだぞ」
ロンド・ベル指揮官のブライト達の内部からのアクシズ分断作戦が成功したのだろう。
アクシズの至る所から爆発が起こり始めた。
「やるな、ブライト。」
崩れ落ちる地面の上でシャアとアムロは肉弾戦を繰り広げていた。
分裂をしだした岩影に一度身を潜めたシャアは、旗艦レウルーラに回線チャンネルを回した。
ミノフスキー粒子が薄いおかげで兵の動揺までクリアに聞こえる。
「世直しの事を知らないんだな」
タッチパネルでアクシズの分断状況を計算するナナイの声にシャアのインカムにアムロの声が混ざった。
「割り込む…?」
機体を上向きにするが、アムロのνガンダムの機体は見当たらない。
「革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない。」
(奴は何処だ…)
最初のコメントを投稿しよう!