龍は空から舞い降りた

1/3
前へ
/11ページ
次へ

龍は空から舞い降りた

? 「……」 ? 「凱兎(かいと)ッ!!ホラッ!さっさと行くよ!!」 凱兎 「へぃへぃ、了解ッスよ…」   今、俺としゃべってる女は魅紗。霜月 魅紗(しもつき みさ)だ。 口うるさい女だ。 しかも、俺をコキ使いやがる。 最低な女だな…。  魅紗 「何してんの!!もう着いたよ!」 凱兎 「見りゃわかるよ…」   高層ビルが建ち並ぶ中を男が武装して暴れている。   凱兎 「面倒だな。アレを使うぞ。離れときな」 魅紗 「了解!!離れてるょン」   集中だ…… 集中しろ………… 俺の前に突き出した手に 赤い光が集まってきた。 それはだんだん大きくなり、やがて直径30cmほどの球になった。   凱兎 「龍術・火焔!!!」   赤い球は暴れている男に一直線に飛んでいった。   ドォーーン!!   魅紗 「強すぎなんじゃない?死んでなきゃいいけど…」 凱兎 「大丈夫なんじゃね?手加減したし…」   気絶している男を連行したら、今日の任務達成だな。 これでテレビがゆっくり見れるってもんだ。   凱兎 「帰るぞ~」 魅紗 「!! ちょっと待って!!」   何やら 先ほど、男が暴れていた所に 金色に輝く光があった
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加