双子

3/4
前へ
/294ページ
次へ
コン、コン 「はい。」 病室から声が聞こえたのを確認して俺は中に入った。 「え…?」 百合が声をあげるのも無理なかった。 そこにいたのは雫と瓜二つの少年だったのだ。 「僕が目覚めてからはじめての面会ですよ…。」 「初めまして…。 彰良くん。」 雫には双子の兄がいたことがわかった。 それを引き取ったのが佐々木家だったのだ。 正確には雫と優美は姉弟ではなかったのだ。
/294ページ

最初のコメントを投稿しよう!

168人が本棚に入れています
本棚に追加