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「そう。雰囲気というか、表情というか。性格は真逆どすなぁ。まぁ私にもようわからへんねんけど。でもおそらくそういう理由であんさんには顔を見せられへんねんやろうね。」
抜刀斎は眉間に深く皺を寄せて、「俺が奴と似ている?何故?だいたい俺にだけ姿を見せないなんてできるのか?」
「あんさん、それは奴が人間やったらの話しでっしゃろ?」
「奴は人間ではないのか?」「うーんどうでっしゃろ。少なくとも、この世為らざる者ではないどすな。あぁあんさん、
奴を見ようとしてないどす。それじゃあ奴は見えないどす。」
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