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「心配したんだから、ね?」
「………うん、ごめんなさい」
シュン…としながらも微笑みあうキオとディアナ。
「どーでもいいけどよー」
と、しかめっ面でヒューイが言った。
「囲まれてんだけど」
なんと!
魔物の群れが現れていた!
「げっ!また居やがるし!」
群れの中にラリホーアントの姿を見つけてうんざりとした顔をするヒューイに、ディアナが言った。
「バカね!そう何度も同じ手使う訳ないじゃない!」
それを聞いたキオが「あれ?」とコケる。
ラリホーアントがラリホーを唱えて来たが
「効かないのよそんな魔法!」
と、ディアナのバギが炸裂し、その魔法をかき消しながらラリホーアントを蹴散らした。
「…お前…次は助けねぇからな」
「ぇえ~?💧」
残りの魔物を片付けながらコソコソと相談しているヒューイとキオ。
そこへ、
「キオ危なーい!!」
と、ヒューイに向かってバギが飛び、ヒューイは「どわああぁぁ…」と叫びながら空の彼方に消えてった。
「あはは…」と苦笑いを浮かべるキオに、「さあ、行きましょう❤」と腕を絡めてご機嫌なディアナちゃん。
アレフガルドは今日も晴れ。
青い空から
青い男が今日も降る。
⤵ドカン💥
≪完≫
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