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「瀬名君、いきなりこんな所に連れてきて事情聴取みたいな事をしちゃダメでしょ?自己紹介もしてないし…ね?」
あたしの気持ちを代弁するように諭し、軽くウィンクをする。
「…確かに」
生徒会長は小さく息を吐いて、まずは窓際に立つ彼女に視線をやった。
「彼女は書記の園田瞳さん、僕と同じクラスです」
「よろしくお願いします」
紹介され礼儀正しく、お辞儀する。
「…彼は、藤森虎太朗、彼も書記です」
(こんな奴が書記って…)
「それから…」
生徒会長が紹介をしようとしたのを遮り彼が立ち上がる。
「副会長の黒崎純哉です、よろしくね」
触れるように手を取り爽やかな笑顔を浮かべた。
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