†雨音さん†

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学校の旧校舎には使われていない古い鏡がある…― 古ぼけた大きな鏡… 何十年も前、1人の女子生徒が苛めに耐えきれず鏡の前で首を吊り自殺した。 彼女は、自分の掌を刃物で切り流れ出る血で遺書めいた物を書く。 …―苛めで自分を死に追いやった生徒の名前 …―見て見ぬ振りを決め込んだ担任の名前 それから… 『必ず復讐してやる』 恨みのこもった呪いの言葉を書き残し死んだ。
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