†雨音さん†

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その女子生徒が死んでから度々、学校でおかしな出来事が起こり始めた。 彼女を思い添えられる花は、どんなに生き生きとした花であっても次の日には茶色くなり枯れていたり… 用務員のおじさんが鏡の前を通りすぎた時、不気味な笑い声と恨めしそうに立つ彼女の姿を目撃したりと… 恐ろしい噂が絶えなくなってしまった。 それから1年後、ちょうど彼女の命日に苛めの首謀者である生徒が惨殺されているのが見つかった。 掌は鋭い刃物で切り裂かれ全身を滅多刺しにされていた… 彼女の復讐は終わったように見えたけれど、さまよう彼女の姿が頻繁に目撃され遅くまで居残っていると… 復讐冷めやらぬ彼女が背後に立っていて追われ殺される… それがこの学校の七不思議の一つ… "雨音さん"
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