†雨音さん†

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…―あたしが、話終えてふと藤森さんを見ると顔が青ざめ何とも弱々しい表情をしていた。 「あ!雨音さんだ!」 「…っ!?!?!??」 藤森さんを指先し呟くと彼は泣きそうな顔を見せて思いっきり後ろを振り向く。 「あ…間違えました。本棚に映る藤森さんでした」 「お前っ!!!!!!!!!」 掴みかかりそうな彼に舌をチョロっと出し 「…すいませぇん」 ふざけたように謝る。 さっきの態度のお返しとからかっただけなのに…
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