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~MISSION 3 ダンテ~
ここはダンテの事務所「DevilMayCry」。
ダンテ「僅かに魔力の乱れを感じるな…魔界かそれともアイツか?にしてもトリッシュはまだなのか」
テーブルに足を組んで乗せ、踏ん反り返って座ってボヤいている。
ダンテ「ピザでも頼むか…いや、久しぶりにマスターのストロベリーサンデーでも食べに行くか」
ダンテはそう言いながらも背中にリベリオン、手にエボニー&アイボリーを持って事務所を出る。
???「止まれ」
???「ここで止まれ」
ダンテ「ん?どこかで聞いた声だな…誰だ?俺は今忙しいんだが」
???「忙しい?とは何だ?」
???「忙しいというのは…」
ダンテ「あ~この面倒な会話もそのままだな…俺はここを通りたいんだがお前らどうする?」
???「ここを通りたければ…」
???「我らを倒して通るべし!」
赤と緑の悪魔が現れた。それぞれ剣を1本ずつ構えている。
???「我はアグニ」
???「そして、我はルドラ」
アグニ(赤)「ここを通りたければ…」
ルドラ(緑)「我らを倒せっ」
ダンテ「…昔のままだな、だが何故復活したのかは何となく見当がつく、食事の前に一暴れするか。いくぞ!」
ダンテはリベリオンを構え駆け出そうとした時、何かを感じ、3メートル程後ろに下がった。すると突然、さっきまでダンテのいた場所に雷が落ちた。それもただの雷ではなかった。
ダンテ「黒い…雷…?(新手か?)」
周囲の街灯が次々に割れ、猛獣のような声がする…が、姿が見えない。どうやら高速で移動しているようだ。ダンテはとっさに一匹の悪魔が頭に浮かんだ。
ダンテ「確か、フォルトゥナにこんな奴がいたな…奴は音に反応していたな…おーい、こっちだ。来いよ」
ダンテの挑発に悪魔が姿を現した。かつてダンテがフォルトゥナで闘ったブリッツという悪魔で目が退化している分、音に敏感で協力な電撃を食らわせる強敵。しかし今、ダンテの目の前にいる悪魔は以前のそれではなかった。大きさが違いすぎる。以前はダンテとあまり変わらないくらいだったが今回のブリッツらしき悪魔はダンテの倍はある。おまけに前はなかった鎧のような外殻とそれを覆う無数のトゲ。
ダンテ「おいおい。随分見ない間にデカくなったんじゃないのか?おまけにトゲトゲしくなって、俺は柔らかい方が好みなんだがなぁ」
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