~MISSION 4 集結、冥界へ~

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バージル「では貴様はせっかく顔出してやったというのに不満というわけか?」 ダンテ「バージル…あんたまでいるとはな。それもあの時の姿で…。魔界のお偉いさんがまた悪巧みしてんのか?」 バアル「奴もスパーダの息子だったのか」 ダンテとバアルは構えを解いた。今まで二人の剣はネロがずっと止めていたままだった。 ネロ「ハァハァ…全く…構えくらい…さっさと解いてくれよ…」 モデウス「お久しぶりですね、ダンテ。そちらの方は?」 ダンテ「ん?あぁ、坊やか?ネロって言うんだ。どうやら親父の血族らしいぜ。まぁ…なんとなく見当はつくがな」 ネロ「………」 バージル「ダンテ、俺の刀はどうなった?刀の魔力は感じているが」 ダンテ「閻魔刀か?それならそこの坊やが」 バージル「何?こんなどこの馬の骨ともわからぬ奴に俺の閻魔刀を渡したのか?」 ネロ「馬の…骨だと!?おい!」 ダンテ「まぁ俺より坊やが持ってた方がイイと思ってな。何より坊やが必要だとよ」 バージル「ふん。甘い奴め。小僧、閻魔刀は返してもらうぞ」 バージルが手をかざすと閻魔刀が現れた。 ネロ「何!?閻魔刀が!おい!あんたがダンテの兄貴か?」 バージルはネロを無視して続けた。 バージル「ダンテ、スパーダも渡してもらおうか?」 ネロ「おいっ!」 ダンテ「それはどうにもな。あんたの事だ。また魔界への道を開きかねない」 バージル「スパーダの力があれば魔界を支配できる。欲するのは当然だ」 ネロ「貴様…我を無視するとは…」 ネロの背後に突然青白い悪魔が現れた。 バージル「…ダンテ。アレはなんだ?」 ダンテ「坊やの中の悪魔の力だ。(…やっぱり魔力が乱れているな)」 バアル「あの小僧…やはり面白いな」 モデウス「兄さん…そうのんびり眺めていられませんよ。あのネロという子…何か不安定な力を感じませんか?」 バアル「む…確かにそうだな。己の力を制御出来ていないのか?」 モデウス「おそらく。ですが、彼が未熟なわけではないようです」 バアル「問題は潜在的な力の方か…モデウス、小僧から目を離すな」 モデウス「わかりました。ですが、兄さんがダンテとまだ闘うというなら話は別ですが」 バアル「安心しろ。あの小僧の力を見たくなった。ダンテと闘うのはそれからでも遅くはないだろう」
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