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モデウス「それなら私はネロの様子を見ておきます」
バージル「小僧、それは俺と一戦交えるという事か?」
ネロ「閻魔刀を返せ」
バージル「それは出来ない。これは元々俺の刀だ。小僧には扱えない」
ネロ「小僧、小僧と…我も甘くみられたものだな…力ずくでも返してもらうぞ!」
バージル「フン、かかってくるがよい」
ダンテ「おい、坊や。俺の依頼が先だろ?依頼主に失礼じゃないのか?」
ネロの背後にいた悪魔は消えた。ネロが力なく倒れた。
ネロ「はぁ…はぁ…何だ?…ちか…らが…勝手に…」
ダンテ「坊や。当分悪魔の力は使わない方がいい。自分を無くすぜ?」
ネロ「!?」
バージル「全く…貴様という奴はいつも俺の邪魔を…」
ダンテ「まぁ、そう言うなよ。坊や、閻魔刀は一旦、兄貴に返してやってくれないか?事件が解決したら取り返していいからよ」
ネロ「わかった」
バージル「フン、取り返せるならな。だが先程の言い様だと俺は貴様に協力しろと?」
ダンテ「まぁそういうことだな。モデウス、アンタら兄弟も力を貸してくれるか?」
モデウス「私は構いませんが…兄さんは?」
バアル「仕方あるまい。今回だけだ」
ダンテ「決まりだな。 トリッシュ!レディの援護に行ってやってくれ」
トリッシュ「人使いが荒いわね。いいわ。任せておいて」
トリッシュはグリフォンに乗ると、フォルトゥナへ向かっていった。
ダンテ「さて…とりあえず準備はOKだな?おそらく相手は冥界の王だろ?」
モデウス「ええ。ですが冥界へはどうやっ…!?」
地面が激しく揺れ始めた。次の瞬間、目の前に5つの扉が現れた。
ダンテ「おやおや、お迎えとはな」
冥王「貴様ら…やはり裏切ったか」
どうやら冥王は扉を通じて冥界から話しているようだ。
冥王「5人か…これから貴様らは扉をくぐり、5つの道をそれぞれ進んでもらおう。無事に我の元へ辿り着けるかな」
ダンテ「雑誌でも読んで待っておきな。すぐたどり着いてやる」
冥王「フフフ…楽しみにしているぞ。さぁ無謀な5人の剣士よ。扉に入るがよい」
全ての扉が開いた。
ダンテ「さあ、いこうぜ」
バージル「貴様に言われるまでもない」
モデウス「何があるかわかりません。気をつけましょう」
バアル「さっさと終わらせるぞ」
ネロ「………」
5人の魔剣士は冥界へ向かった。
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