~MISSION 5 冥界の激闘1 バアル、モデウス~

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モデウスは一瞬で姿を消した。ボルヴェルクは辺りを見回す。モデウスは左側から現れ、上から剣を振り下ろす。ボルヴェルクは先程の様に姿を消し、モデウスの背後に再び現れる。 モデウス「そう何度も同じ手は効きませんよ」 モデウスは一瞬でボルヴェルクの頭上まで飛び上がり、ヘルムブレイカー(兜割り)を繰り出す。ボルヴェルクは剣を頭の上で横にし、攻撃を防いだ。 モデウス「やりますね」 モデウスは後ろに飛び、距離を離す。 モデウス「そろそろ決着をつけましょう」 ボルヴェルク「………」 二人の姿が一瞬にして消え、部屋の至る所で剣を打ち合う音、そしてそれに伴った衝撃だけが響く。何度か打ち合った後、二人は再び姿を現した。最後の一撃を見舞うべく、二人は走った。 ボルヴェルク「!!!」 モデウス「ハァァァァ」 お互いに横薙ぎを放つ。二人ともほぼ同時に打ち込んだように見えたが、わずかにモデウスが早かった。ボルヴェルクが膝をつく。これでボルヴェルクも砂となって消えるだろう。モデウスは床に刺さったままの自分の剣を抜いた。 モデウス「良い闘いでした。アラストルがなければ負けたのは私だったかもしれな…!?」 ボルヴェルクは砂となるどころか再び黒い炎に包まれて消えた。それ以来現れなかったがどうもおかしい。 モデウス「まさか…実体?彼はまだ死んでいないのか?」 考えれば考えるほど謎なのだが今はそれどころではない。ネロが気になる。 モデウス「こうしてはいられませんね。ネロの様子が気になります。急がないと…」 モデウスは何か不吉なものを感じ、急いで次の部屋へ向かった。image=253070467.jpg
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