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~PROLOGUE~
ここは魔界のはずれ、死者の魂が集う場所『冥界』
???「…奴らのゆかりの品は揃ったか?」
使い魔「ようやく残りの一人の遺品が手に入りました」
使い魔は主にある3つのものを差し出す。どうやら遺品のようだ。
???「待ちわびたぞ。ついにスパーダの息子を抹殺できる………フンッ!」
3つの魂を呼び出し、それぞれ持ち主の遺品と定着させる。次第に3人の悪魔が生前の姿をとりもどしていく。青、銀、黒の悪魔だ。
???「3人の魔剣士よ。我は冥界の王、これよりお前達は我の命に従え」
一人が口を開く。
銀悪魔「せっかく生き返らせてもらって悪いがやる事があるのでな、失礼する」
冥王「なっ、なに!?」
青悪魔「その通りだ。貴様の命令など知らん」
銀と青の悪魔は姿を消した。
冥王「くそっ!誰が身体を取り戻させてやったか忘れおって………で、貴様もあやつらと同じ考えか?」
黒悪魔「私は特に目的はありませんが、あの二人を止めてから命令を聞いてもよろしいでしょうか?」
冥王「あの二人がやろうとしている事に心当たりがあるのか?」
黒悪魔「ええ、なんとなくではありますが…」
冥王「ならば勝手にするがよい!!」
黒悪魔「ありがとうございます。それでは失礼します。(兄さんは魔力を辿って必ずあそこに行くハズだ…しかしもう一人の方の魔力…もしや…)」
黒い悪魔は何か考えながら姿を消した。
使い魔「め、冥王様…よ、よろしいのですか?」
冥王「いいわけがなかろう!!しかしあやつらはスパーダにゆかりのある人物、ならばいずれ奴と遭遇するだろう」
使い魔「ダ、ダンテにですか?」
冥王「他に誰がいる?しかし万が一奴らが失敗しおったらマズイな…例の計画も進めろ」
使い魔「か、かしこまりました」
冥王「待っておれダンテ、スパーダの血を引く者よ…フフフ…ハハハハ、アーッハッハッハ!」
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